スターオーシャン
[RPG][エニックス](1996/07/19)
スーパーファミコンでは珍しい、「喋る」RPG。近未来の物語だが、場所は未開
惑星で、さらに、過去の世界が主な舞台になるため、SF的な要素は少ない。
キャラクタの成長には、レベルのほかに「スキル」という要素があり、レベルアップ
によって得られる「スキルポイント」を、どのように振り分けるかで、千差万別の
育て方が可能。
S:いやー、これは驚いたわ。喋る喋る。
J:珍しいですね。先生は、喋るゲームは評価しないと思ってたんですが。
S:基本的には、「喋るだけ」のゲームは却下だよ。でも、スーファミでこれだけ喋
らせてるってのは、それだけで評価に値すると思わない?
J:思わない?って訊かれても…。私はまだやってません。(苦笑)
S:ああ、そうか。ま、もちろん、全編喋りまくるってわけにはいかないけどさ。戦
闘の時は、最初から最後まで、なんか喋ってるんだわ。
J:実は、ここに、アンチョコがあるんですけど…。(笑) サウンドモードで、そ
のセリフが聞けるらしいですね。
S:うん。しかも、ゲームの中で聞いたことのあるセリフだけ。まだ聞いてないのは
再生できなくなってる。それは音楽、つまり、BGMの方もそうなんだけど。
J:それは、先に音楽やセリフだけ聞いてしまうと、ゲームを進める楽しみがなくなっ
てしまうからですかね?
S:多分ね。ラスボス戦の音楽なんか先に聞いちゃうと、誰がラスボスか分かっちゃ
うよね。そういうのを避けたんじゃないかな。
J:ずいぶん、気をつかってますね。
S:丁寧だよね。でもさあ、そのおかげで、だいぶ容量食っちゃったんじゃないのか?
シナリオが荒いよ、これ。
J:そうなんですか? 容量のせいですかね?
S:そうとしか考えられないんだけどなあ。だって、いかにも、シナリオを間引いた、
って感じがするもん。全然聞いてないことを、突然言い出す奴はいるし。
J:間引いたんじゃなくて、最初からなかったんじゃないですか?
S:だとすれば、ちょっとひどいな。でも、他の部分はきちんとできてるんだよね。
スキルシステムも面白いし、全体的なバランスもいいし。それだけに、この、シ
ナリオの強引さには納得がいかない。
J:なるほど。それで、容量のせいで後になって切り詰めたんだとすれば、納得いく
んですね。
S:そう。ただ、もしほんとうに容量のせいなら、他の切り詰め方はあると思うけど。
J:先生ならどうします?
S:分からない。(笑) まあ、こうしたらいいだろうな、ってのはあるけど。でも、
それをやるためには、シナリオを全面的に書き直す必要があるだろうからね。そ
れは非現実的だよ。
J:趣味で作るなら、いくらでも作り直しができるでしょうが、売り物ですからね。
いくら発売日延期が得意なゲーム業界でも、一度作ったのを作り直すほどの猶予
はもらえないでしょう。
S:てっとり早くは、お遊びの部分を切り詰めてしまえば、多少浮くとは思うんだけ
ど。個人的には、こういうのは好きだけど、そのせいで本編が手薄になるんじゃ
本末転倒だからな。
--1997/07/13--
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