かまいたちの夜[ETC][チュンソフト](1994/11/25)

「サウンドノベル」第2弾。音と映像で演出された物語を読み進むという、新しいジ ャンルのゲーム。
あるペンションで起きた密室殺人事件を解決するというミステリーだが、推理に失敗 すると悲劇的な結末に迎えられる。ただ傍観者として読めばいい推理小説とは、ひと 味違う。
S:これは、「サウンドノベル」っていうジャンルの第2弾なんだけど…。
J:第1弾は「弟切草」っていう、ホラーでしたね。
S:そう。ホラーはあんまり好きじゃないんで、「弟切草」はやってないんだ。だか
  ら、こっちね。
J:これは推理小説ですから、極楽院先生が好きそうですね。
S:うん。私も、ミステリー書きたいんだよねえ。誰かトリック考えてくんないかな
  あ。
J:トリックを人に考えさせてどうすんですか。それじゃ半分終わってますよ。(笑)
S:そうなんだよねえ。好きなんだけど、頭悪いのかなあ。あんまり解けないんだよ。
  「かまいたちの夜」も、3回くらいはバッドエンドだったな。
J:あ、でも、そんなもんでした?
S:いや、ハッピーエンドとバッドエンドの中間みたいなのもあるから、それに行き
  当たった、ってだけで…。ハッピーエンドになったのは、10回以上やった後。
  トリックは分かったんだけど、それを主人公に言わせるのに苦労した。
J:そういうところで、推理小説の手法についての知識も要求されますね。
S:ところで、このゲームに関しては、ネットワークでネタばらしをしたとか何とか
  で、大変なことになったらしいね。
J:確かに、映画館で「この映画の犯人は…」なんて大声で喋ったら顰蹙ですよね。
S:ま、事情はもうちょっと複雑だったんだけど。原作者まで出てきて、そりゃもう
  大騒ぎ…。
J:そういうわけで、色々役立つ情報も集めてあるんですが、公開できません。ごめ
  んなさいね。(笑)
S:さて、このゲームをやってて感じたことなんだけど、これって、いわゆる「ゲー
  ムブック」をソフトにした物なんだよね。
J:「ゲームブック」って、短い文章に番号が付いてて、「これを読んだら…をチェ
  ックして…へ」みたいな指示があるやつですね。
S:そうそう。それの「チェック」を自動でやって、飛び先も自動的に決めてくれる
  の。ついでに、それっぽい絵と音楽を出して、雰囲気作ってるんだよね。
J:そういう意味では、全然新しい試みじゃないんですが…、なぜ今まで誰もやらな
  かったんでしょう?
S:灯台もと暗し、ってやつかな? ま、それはそれとして、私は是非、岡嶋二人っ
  て人の「ツァラトゥストラの翼」ってのを、サウンドノベルにして欲しいんだ。
J:ほほう? 何か理由があるんですか?
S:好きだから。(笑) これ、推理小説をベースにしたゲームブックなんだけど、
  すごい難しいんだ。今まで一度も解けたことないの。で、さあ、何度も挑戦する
  んだけど、あっちめくったり、こっちめくったり、表にチェックしなきゃいけな
  いし、次の飛び先見るのに、そのチェック表見ないといけないし…、で結構面倒
  なんだよね。それ全部自動でやってくれたら、こっちは読む方に専念できていい
  かなあ、と思ったんだ。ストーリーはしっかりしてるよ。私が保証する。
J:先生が保証すると、かえっていかがわしいんですが。(苦笑) でも、岡嶋二人
  はいいですね。私は「99%の誘拐」しか読んでないですが。…って、これ、先
  生に無理矢理渡されて、読んだんですね。(笑) でも、おもしろかったです。
S:だろ? だけど、あれをTVドラマにするのはやめて欲しかったぞ。肝心な所、
  全部カットしちゃってるし、あれが原作通りだと思われたら私は悲しい。…あれ?
  話が変な方向に行っちゃった。(苦笑) とにかく、だ。もしこれをチュンソフ
  トの関係者が読んでたら、是非検討していただきたい。少なくとも、私は買うぞ。
  (笑)

--1995/06/25--

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