タクティクスオウガ

[SLG] [リバーヒルソフト] (1996/12/13) <Saturn>

スーパーファミコンで大ヒットした「タクティクスオウガ」の、サターン版リメイク。主な改良点は、有名声優を起用した「喋り」と、グラフィック表示モードの追加。基本的には忠実な移植だが、スーパーファミコン版が既に非常に高い水準にあったので、他サターンソフトと比べても、全く遜色はない。

J:これは…。別に特典もないみたいですけど、どうして買ったんですか?
S:特典、あるよ。死者の宮殿を制覇しないといけないんだけど。
J:それは、先生には無理でしょう?
S:無理無理。根気ないから。それに、とっくにキャンペーンが終わった後で買った
  んだし。ま、コレクターズアイテムってとこかな。
J:実際、売る方…というか、作る方も大変だったでしょうね。どこをどう変えても、
  良くなるとは思えませんよ。
S:そうなんだよねえ。元のが、スーパーファミコンのゲームとしては、破格に完成
  度が高かったから。ハードの性能が上がっても、それでやっとできるはずのこと
  を、もうやってたわけだから。
J:いじるとすれば、せいぜい、絵と音ですか。
S:ところが、だ。「伝説のオウガバトル」の時にちょっと言ったけど、サターンっ
  て、あんまり、音関係が得意じゃないみたいなんだよね。だから、今回も、効果
  音がちょっと…。
J:はあ、移植第二弾だから、ちょっと期待してたんですけど。
S:あ、でも、音楽の方は良くなってる。「伝説の…」では、明らかにグレードダウ
  ンしてると感じたけど、今回は、少なくとも、悪くなったとは思わない。良くも
  なってないけどな。(苦笑)
J:まあ、悪くなってなければ、よしとしましょう。
S:だから、評価してあげたいところなんだけどさあ…。なんで、絵が縦長になっ
  ちゃったんだ? スーパーファミコンからサターンに移植すると、絵が縦長にな
  るってのは、知ってるよ。だけど、「伝説の…」では、そんなことなかったぞ。
J:それはですね、きっと、音関係に力を入れたんで、絵にまで手が回らなかったん
  ですよ。うん。
S:こらこら、勝手に納得するなって。(苦笑)
J:うーん、でも、あながち間違ってはないと思うんですけどねえ。それに、ほら、
  「伝説の…」とは違って、ムービーがあるじゃないですか。あれまで全部描き直
  すんですか? それは無理でしょう?
S:ああ、そうか。いわゆる「顔グラフィック」しか見てなかったからな。戦闘画面
  とか、イベントのムービーまでは考えてなかった。
J:でも、「顔グラフィックだけでも」っていう、先生の気持ちも分かりますけどね。
S:ま、愚痴るのはこのくらいにして…。「喋り」の方は、今回は結構いい感じだよ。
J:それは、セリフが、ちゃんと会話してるからですね。(笑)
S:まあ、ね。最初は、自分の抱いてたイメージとは違うかな、とも思ったけど。少
  しやってるうちに慣れたし。本当は、「喋る」ゲームって好きじゃないんだけど、
  でも、これやって、ちょっとだけ考え方を改めたな。
J:へえ、珍しいじゃないですか。
S:もっとも、この辺は、聞く人によって色々意見があるとは思うけどさ。だから、
  これ以上は語らない。(笑)
J:他に何か、気づいたことでも?
S:うん。これこそ、移植のおかげだと思うんだけど、敵の思考時間が短くなってる
  よ。たぶん。
J:へえ? もしそうなら、それは確かに、マシンパワーが上がったせいですよね。
S:噂によると、思考パターンが変わってる、という話もあるんだけどね。だとすれ
  ば、思考ロジックのせいってことになるけど。どちらにしろ、進むテンポが速く
  なった気がする。
J:思考パターンが変わってたら、ちょっとイヤじゃないですか? 今までに学習し
  たことが生かせないわけでしょう?
S:それはそうだけどね。でも、初めてやる人には関係ないし。多少、思考パターン
  が変わったくらいで、面白味が半減するというほどのことはないし。私はあんま
  り気にしないかな。
J:変わったところは、このくらいですかね。
S:あと、登場人物のエレメントの決まり方が、ちょっと違ってるような気がするん
  だけどな。これは、詳しく調べたわけじゃないから、気のせいかもしれない。
J:では、その件については、情報求む、ということにしましょう。

--1997/11/01--

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