スーパーファミコンで大ヒットした「タクティクスオウガ」の、サターン版リメイク。主な改良点は、有名声優を起用した「喋り」と、グラフィック表示モードの追加。基本的には忠実な移植だが、スーパーファミコン版が既に非常に高い水準にあったので、他サターンソフトと比べても、全く遜色はない。
J:これは…。別に特典もないみたいですけど、どうして買ったんですか? S:特典、あるよ。死者の宮殿を制覇しないといけないんだけど。 J:それは、先生には無理でしょう? S:無理無理。根気ないから。それに、とっくにキャンペーンが終わった後で買った んだし。ま、コレクターズアイテムってとこかな。 J:実際、売る方…というか、作る方も大変だったでしょうね。どこをどう変えても、 良くなるとは思えませんよ。 S:そうなんだよねえ。元のが、スーパーファミコンのゲームとしては、破格に完成 度が高かったから。ハードの性能が上がっても、それでやっとできるはずのこと を、もうやってたわけだから。 J:いじるとすれば、せいぜい、絵と音ですか。 S:ところが、だ。「伝説のオウガバトル」の時にちょっと言ったけど、サターンっ て、あんまり、音関係が得意じゃないみたいなんだよね。だから、今回も、効果 音がちょっと…。 J:はあ、移植第二弾だから、ちょっと期待してたんですけど。 S:あ、でも、音楽の方は良くなってる。「伝説の…」では、明らかにグレードダウ ンしてると感じたけど、今回は、少なくとも、悪くなったとは思わない。良くも なってないけどな。(苦笑) J:まあ、悪くなってなければ、よしとしましょう。 S:だから、評価してあげたいところなんだけどさあ…。なんで、絵が縦長になっ ちゃったんだ? スーパーファミコンからサターンに移植すると、絵が縦長にな るってのは、知ってるよ。だけど、「伝説の…」では、そんなことなかったぞ。 J:それはですね、きっと、音関係に力を入れたんで、絵にまで手が回らなかったん ですよ。うん。 S:こらこら、勝手に納得するなって。(苦笑) J:うーん、でも、あながち間違ってはないと思うんですけどねえ。それに、ほら、 「伝説の…」とは違って、ムービーがあるじゃないですか。あれまで全部描き直 すんですか? それは無理でしょう? S:ああ、そうか。いわゆる「顔グラフィック」しか見てなかったからな。戦闘画面 とか、イベントのムービーまでは考えてなかった。 J:でも、「顔グラフィックだけでも」っていう、先生の気持ちも分かりますけどね。 S:ま、愚痴るのはこのくらいにして…。「喋り」の方は、今回は結構いい感じだよ。 J:それは、セリフが、ちゃんと会話してるからですね。(笑) S:まあ、ね。最初は、自分の抱いてたイメージとは違うかな、とも思ったけど。少 しやってるうちに慣れたし。本当は、「喋る」ゲームって好きじゃないんだけど、 でも、これやって、ちょっとだけ考え方を改めたな。 J:へえ、珍しいじゃないですか。 S:もっとも、この辺は、聞く人によって色々意見があるとは思うけどさ。だから、 これ以上は語らない。(笑) J:他に何か、気づいたことでも? S:うん。これこそ、移植のおかげだと思うんだけど、敵の思考時間が短くなってる よ。たぶん。 J:へえ? もしそうなら、それは確かに、マシンパワーが上がったせいですよね。 S:噂によると、思考パターンが変わってる、という話もあるんだけどね。だとすれ ば、思考ロジックのせいってことになるけど。どちらにしろ、進むテンポが速く なった気がする。 J:思考パターンが変わってたら、ちょっとイヤじゃないですか? 今までに学習し たことが生かせないわけでしょう? S:それはそうだけどね。でも、初めてやる人には関係ないし。多少、思考パターン が変わったくらいで、面白味が半減するというほどのことはないし。私はあんま り気にしないかな。 J:変わったところは、このくらいですかね。 S:あと、登場人物のエレメントの決まり方が、ちょっと違ってるような気がするん だけどな。これは、詳しく調べたわけじゃないから、気のせいかもしれない。 J:では、その件については、情報求む、ということにしましょう。
--1997/11/01--