サクラ大戦 [SLG][SEGA](1996/09/27)

アドベンチャーゲームシミュレーションRPGを融合させたゲーム。
舞台は、「大正」ならぬ「太正」時代の日本(帝国)。プレイヤーは、特殊部隊 「帝国華撃団」の隊長となる。部下となる隊員は、主に十代の女性で、彼女たちとの 恋愛も、このゲームの重要な要素の一つ。
J:サターンファンの皆様、お待たせいたしました。(苦笑)
S:いやはや、悪気はなかったんだけどさ。ちょっと事情があって、サターンの本体
  を没収されてたんだよね。
J:借金のカタに、ですか?(笑)
S:いや、さすがにそれはない。あ、私は借金はしない主義だからね。
J:うーん、このまま行くと、どんどん話がズレてきますね。ゲームの話に戻しましょ
  う。
S:はいはい。ま、世間の評判はいいよね。雑誌の読者投票でも、上位をキープして
  て。
J:それだけのことはありました?
S:そうだなあ…、一言では言えないな。面白いと思う人には、ほんとうにめちゃく
  ちゃ面白いんだよね。だけど、つまらないと思う人には、なんでこれがこんなに
  評価高いのか理解できないだろうなあ。
J:オープニングと、最初の一話だけ見てみましたけど…。これ、まるっきりアニメ
  ですね。ムービーの画質は、ちょっと感心できませんが。
S:ムービーの問題は、圧縮の問題なのかな? まあ、それは些細なことだから、お
  いといて。
J:何がすごいって、タイトルがあって、前半があって、アイキャッチがあって…。
  ちなみに、アイキャッチってマニュアルに書いてあったんですが、初めて聞く言
  葉ですよ。
S:民放のTVアニメの場合、途中のCMの前後に入る、ちょっとした絵のことだよ
  ね。こういう言葉って、ある程度、TVアニメに慣れた人でないと知らないんじゃ
  ないかな。
J:そういう言葉を何気なくマニュアルに使っている辺りで、もう、アニメアニメし
  てるんだろうなあ、と覚悟してましたけど…。でも、ここまで徹底してるとは。
S:私は、「勝利のポーズ」と「次回予告」で爆笑した。この手のアニメのお約束だ
  もんね。それだけに、こういうパロディが嫌いな人は、神経逆なでされる気分に
  なっちゃうかも。
J:で、肝心の中身なんですが…。シミュレーション部分が簡単すぎる、というのは
  聞いてたんですが、ほんとに簡単ですねえ。
S:本格的なシミュレーションRPGに比べると、ちょっとね。ここまでコンピュー
  タ側がバカな動作をするゲームは、初めて見た。
J:で、アドベンチャー部は、と言えば、思ったほど選択肢がないんですよね。
S:まあね。ただ、選択する機会は少ないけれど、その結果がシミュレーション部に
  反映されるのは、すごいと思った。
J:うーん…。私はあんまり実感わいてないんですが…。
S:部下の気持ちを掴んでおくと、シミュレーション部で能力値にボーナスが付くん
  だよ。
J:ああ、そうだったんですか。
S:どちらかと言えば、アドベンチャー部の方が、評価できるかな。時々、つじつま
  合わない所や、不自然な所があるのはご愛敬ということで。
J:これで、シミュレーション部がしっかりしてたら、もっと良かったでしょうね。
S:それはどうなのかなあ。ほら、骨のあるシミュレーションRPGをやりたいなら、
  他にいくらでもいいのがあるじゃない? これは、もっと違う物を求めてるんだ
  と思うよ。
J:そうですか?
S:私が思うに、このゲームの最大の魅力って、「気楽に楽しめる」ってところにあ
  るんじゃないかな。あんまり難しくしちゃうと、せっかく楽しんでいる所に水を
  差してしまいかねないからねえ。
J:じゃ、その、楽しいかどうか、という観点から見ると、どうなんでしょう?
S:うん、面白いよ。確かに、設定もストーリーも類型的で、新味もないし、ギャグ
  はコテコテだけど、そこがいいんだよね。
J:子供向けの一話完結型アニメって、大体そうですよね。
S:このゲームで遊ぶ人って、そういうアニメで育った世代じゃない? ヒーロー物
  のアニメの主人公を自分が演じられるなんて、楽しくないわけがないよ。
J:ということは、そういうアニメで育ってこなかった人の場合は…。
S:うん。たとえば、コンピュータとの真剣勝負こそがシミュレーションRPGの醍
  醐味で、それ以外は認めない、という人には、どこが面白いのか分からないかも
  しれないな。

--1997/09/21--

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