ヴァンダルハーツ[SLG][コナミ](1996/10/25)

「高さ」の概念を重視した、シミュレーションRPG 。ポリゴンで表現された起伏のあるマップが、戦闘の舞台となる。ストーリーは、 「謎の秘宝をめぐる帝国と反乱軍との戦い」という、ファンタジーRPGの王道とも いえるもの。シナリオ、演出に関しては、高い評価ばかりではないが、ゲーム性につ いては概ね好評。
J:のっけから何ですが、どっかで見たようなゲームですねえ。(笑)
S:某タクティクスオウガとか?(笑)
J:かと思えば、ラングリッサーっぽいところもあったり。
S:アイディアは出尽くした感があるからなあ、仕方ないよ。むしろ、この3Dマッ
  プの使い方は、褒めてあげたい。
J:「裏側」が見れるとか、見下ろし角度を変えられるのがいいですね。今までの
  3Dシミュレーションは、物陰に入るとほんとに困りましたもの。
S:その、見えないスリル、ってのもあるんだろうけど、あんまりありがたくないこ
  との方が多かったよね。
J:でも、難易度は下がってません。(苦笑)
S:いやあ、最初は楽勝だと思ったんだけどなあ。マップは狭いし、敵も少ないし。
  でも、狭いマップって、狭さからくる難しさってのがあるんだよな。
J:それと、パズルみたいな面もありますよね。ブロックを動かして、道を作ったり
  塞いだり。私はどちらかというと苦手ですけど。
S:正直言うと、私もあんまり好きじゃない。でも、やってみたら面白かった。多分、
  バランスがいいんだと思う。
J:そうですか?
S:ちょっと油断すると、犠牲者がでちゃう。だけど、ちゃんと気を付けていれば、
  極端な話、無傷でクリアできる。そういう難易度だから、挑戦のしがいがある。
  …と、私は思ったけどな。なんかすごく、やる気がかき立てられたもん。
J:なるほど。確かに失敗する時って、失敗の理由が分かるんですよね。それがかえっ
  て腹立つと言うか…。
S:そりゃ、自分に腹立ててるだけだ。(笑) で、さっきも言ったけど、マップが
  比較的狭いんで、やり直すのに気が重くないんだよね。それがいい所かなあ。
J:えーと、戦闘の話はこれくらいにして、シナリオの話でもしましょうか?
S:私は好きだけど、巷では評価低いんだよね。どうしてだろう?
J:タクティクスオウガほどの深みはないですかね。ありきたりと言えばありきたり。
S:そうかなあ。まあ、無理矢理な所があったのは認めるし、一本道なのも事実だけ
  ど、全体としてはよくできてると思ったけどなあ。
J:それは趣味の問題ですから。私だって、決して嫌いじゃないです。嫌いな部分が
  あるとすれば、ちょっと絵が好みじゃないかなあ、ってくらいですかね。
S:シナリオの話してるのに、いきなり絵に飛ぶか?(苦笑) 私は絵も嫌いじゃな
  いよ。ただ、基本的に、ポリゴンな絵は好きじゃない。あの、ポリゴンのプツプ
  ツが嫌なんだよね。
J:あのー…。それはポリゴンではなく、テクスチャだと思いますけどー…。
S:そうなの? ごめん、知らないから。(苦笑)
J:たぶん、画面が拡大されると、モザイク状にドットが見えてしまうのが嫌いなん
  じゃないですか? 先生の日頃の言動から察するに。
S:おお。やっと私の相棒らしくなってきたな。(笑)
J:つきあい長いですから。(苦笑) それはそうと、マニュアルと、ステータス画
  面と、戦闘マップとで、顔が違うのが何だか、ですね。
S:これも、仕方ないっちゃ仕方ない。他のゲームもそうだもん。
J:絵の話に飛んだついでに、音の方はいかがでしたでしょう?
S:ま、よろしいんじゃないでしょうか?(笑) BGMなんか、結構好きだけどね、
  私は。でも、これこそほんとに趣味の世界だしさ。
J:結局、全体としては良かったと。
S:うん。こんなに集中してやったのは久しぶりだったな。私は気に入ったけど、言
  われてみれば、色々な意味でアクが強かったかな、とは思う。万人受けはしない
  かもね。
J:ところで、ヴァンダルってどういう意味かご存じですか?
S:ヴァンダルハーツ、って剣の名前だろ?
J:実は、辞書で調べたら、古代ヨーロッパの侵略者のことらしいです。そこから転
  じて、破壊する者、という意味が生まれたようです。
S:破壊する者の心臓?
J:ハーツ、が心臓かどうかは謎ですが、まあ、そういうような意味ですね。

--1996/11/10--

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