幻想水滸伝II[RPG][コナミ](1998/12/17)
3年前に発売された「幻想水滸伝」の続編。前作の
3年後が舞台で、共通する登場人物も多い。完全な「続編」である。前作のセーブ
データ(ラストバトル直前のもの)があれば、これを使うことでより楽しめる作りに
なっている。
ゲーム内容は、オーソドックスなシナリオ重視型RPG。オープニングにワルシャワ
交響楽団・合唱団を起用するなど、音楽面も重視。グラフィックはやや地味か。
J:ご心配をおかけしました。お待たせしました。「幻想水滸伝2」のレビューです。
S:なんじゃいな、そりゃ。
J:いやあ、某ルートから、「最近RPGやってないんじゃないですか?」という質
問が来てまして。
S:しょうがないだろ。最近、私が好きそうなRPGってのが出ないんだもん。ほん
と、このゲームが期待はずれだったら、私、このコーナー降りようかと思ってた
よ。マジに。
J:で、降りてないってことは、期待はずれではなかったわけですね。
S:まあな。うん、良かったと思う。期待が大きかった分、手放しではほめてあげな
いけど。
J:とりあえず、108人揃えないと始まらないですから。ねえ?
S:ごめんよ。最初クリアした時、揃わなかったんだよ。
J:今回は、仲間の居場所とか、仲間にする方法を、ゲームの中で教えてもらえるん
ですよね。だから、108人揃えること自体は難しくないです。
S:仲間にする方法は教えてもらったんだけど、どこにいたか忘れた奴がいてさ。
J:うわあ、かわいそうに。
S:しょせん、オヤジには興味なかったんだな、私は(苦笑)。ま、そんなわけで、
1回目が終わった感想が「えっ?なにこれ?納得いかねーよ」だったと。
J:それ以上話すと、ネタバレ警報発令しちゃいますよ。
S:でも、マルチエンディングなのは、暗黙の了解でしょ。これは。で、分岐のポイ
ントも、大体見当つくわな。
J:そう…ですか?
S:…ふふふ…。
J:…気持ち悪いですね。
S:ああ、言えない、言えない。言いたいけど言えない。
J:じゃ、話題変えます。操作性は前作に比べて、格段に良くなりました。
S:何がいいって、ストレスがたまらない。敵とのエンカウント率って言うの?移動
中に敵に遭う確率も低いし、戦闘自体もさほど時間かからない。普通に移動して
戦ってりゃ、無理なレベル上げしなくても適度なレベルでボス戦に臨める。
J:「おまかせ」が、ちゃんと役に立ちますから、弱い敵相手なら、ほとんど見てる
だけで終わります。
S:気になったとすれば、戦争イベントかな。前作のカードバトル方式の方が、とっ
つきやすいとは思う。まあ、私は、個人的に、こういうチマチマしたの、好きだ
けど。
J:でも、あれだって、「おまかせ」にしておいても手詰まりにはならないでしょう。
S:そうだね。逆に、シミュレーションバトルのくせに、妙に単純化されすぎてるの
が気に入らないって人の方が多いかな。
J:あれは実際、イベントですよね。ムービーとかと同レベル。
S:うん。そう考えるのがいいと思う。
J:私は、これ、絶対のお勧めです。もちろん、RPG嫌いな人には勧めませんけど。
S:私は、「前作をやった人には」って条件を付けるよ。
J:どうしてですか? そりゃあ、前作やってた方が、楽しいですけれど。これ単体
でも、十分よくできたRPGだと思うんですが。
S:だってさあ、マニュアルが不親切なんだもの。前作のマニュアルがないと、一騎
打ちイベントなんか、どうやればいいのか分からないぞ。今回新しくなった戦争
イベントなんて、人から聞くまで、リザーブ要員を見る方法が分からなかったし。
J:前作のマニュアル、厚かったですからねえ。
S:薄くすりゃあいいってもんか? とにかく、そこが最大の欠点。あと、若干バグ
が残ってるみたいだね。私は致命的なのには遭ってないけど。
J:前作が、ほんとに丁寧な作りでしたからね。そういう細かい部分が気になっちゃ
いますか。
S:うん。総合的に見れば、傑作の一つに入れていいと思ってる。それだけに、マニュ
アルの不備やプログラムのバグがあるのは、惜しいなって思う。
J:そういえば、私、マニュアルにウソが書いてあるの見つけました。
S:だろ? ゲーム本体を作るのと同時進行でマニュアル書いてて、直すの忘れたん
だとは思うけど…。やっぱそれはまずいよな。
J:重箱の隅をつつくようなこと言ってますが、それは、完璧を求めるがゆえ、とい
うことで、開発陣の皆さんにはお許しいただきたいと…。
S:いきなり低姿勢だな。でもね、確かに、「完璧までもう一息」だと思う。あ、も
ちろん、個人の好みはある。このストーリーの暗さとか、絵のクセとか、そうい
うのが苦手な人もいると思う。
J:でも、いわゆるRPGの基本は押さえてますよね。ただ、一つ言っていいですか?
S:何を?
J:これ、設定に「タクティクスオウガ」が入ってません?
S:それは言わないお約束(苦笑)。
--1999/01/25--
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