サンパギータ[ETC][SCE](1998/10/15)

「やるドラ」シリーズ第3弾。主要登場人物は、記憶喪失のフィリピン女性、彼女の 兄代わりの男性、そして主人公。マフィアの抗争と、ヒロインと主人公の恋愛が主軸と なって物語が展開する。
1回の所要時間は、選択肢にもよるが、2時間ほど。エンディングは30種類近く。 途中の分岐からやり直すとエンディングの記録が残らないので、エンディングを集める には最初からやり直す必要がある。
J:はっきり言わせてもらいましょう。先生、これ、選択を誤ってます。どこをどう
  考えても、先生の気に入るゲームじゃありません。
S:だよねえ(笑)。とにかく、私は、TVドラマ、特に2時間ものの推理ドラマっ
  て、大嫌いなんだよ。
J:このゲーム…っていうか、「やるドラ」ってのは、ドラマがモチーフなんですか
  ら。好きこのんで、こんなのに手を出す気がしれませんね。
S:でも、一応、選んではいるんだよ。第2作の「季節を抱きしめて」ってのは、恋
  愛物なんだよね。これは、もう、寒気と吐き気がするくらい、嫌いなジャンルな
  んだ。だから、「バイオレンス物」って触れ込みの、「サンパギータ」にしたの。
J:私は、結構面白かったですよ。ただ、ちょっとシナリオがねえ…。
S:私はね、ここに、主人公とヒロインのラブストーリーさえ入ってなきゃあ、それ
  なりに楽しめたと思う。ヤクザの話は面白かった。なのに、せっかくテンション
  高いところで「愛してる」のなんのって入ると、がっくり来ちゃうんだよ。
J:だけど、TVと違って、要らないヌードやベッドシーンがない分、安心して見て
  られますね。…って、まるでPTAみたいな発言ですが。(苦笑)
S:倫理規定が厳しいんだね。実際、これ見ると、いかにTVドラマの品位が低いか
  がよく分かる。
J:ま、そんなのはいいです。シナリオです。結局、グッドエンド見ても、あんまり
  解決してない気がするのは、気のせいでしょうか?(笑)
S:話の作りが安易だよなあ。まあ、TVドラマ自体が、安易な話ばっかだから、ド
  ラマ好きなら良さが分かるのかもしれない。でも、私は、本を読む方が好きだ。
J:私は、むしろ、初めて見たバッドエンドの方が好きですね。余韻がいいんです。
S:じゃあ、それが、あんたにとってのベストエンドなんでしょ?
J:そうなんですね。いっそ、グッドとかバッドとか、評価しないで欲しかったかな。
S:こういうのって、人によって、「真のエンディング」が変わるよね。
J:あと、ちょっとシナリオからは話それますが、これはフルボイスで正解でしょう
  ね。
S:ドラマだしね。アニメもずいぶん入ってるよね。まあ、私にとっては、些細なこ
  となんだけど。
J:結局、これ、ゲームじゃないんで。
S:そうね。でも、そこいらのアドベンチャーくらいには、まあ、良くできてんじゃ
  ないの。どの選択肢を選んでも、話が破綻することはないよね。
J:そうです。とりあえず、唐突にお話が終わってしまうことはあっても、ちゃんと
  必然性があってのことですから。
S:最短で5分だな。(笑)
J:そう。それでも、ちゃんと、そこで終わってしまう理由が分かるから、腹も立ち
  ません。
S:結局、こういう話が好きかどうかだよね。丁寧にできてるのは認める。エンディ
  ングの記録が、最初から最後まで通して見たのしか残らないのは辛いけど、全部
  揃える必要はないしね。
J:私は、どちらかというと、昔はやった「サウンドノベル」の方が好きでした。
S:本格推理小説とTVの2時間推理ドラマを比べるなよ。(笑)
J:先生のご感想は?
S:アホらしくてやってらんねえ…って感じ。1回やったら十分。でも、TVドラマ
  が好きな人にはいいんじゃない? うん、決して悪いゲームじゃないよ。ただ、
  私の趣味とは、正反対の所にあったってだけだからね。

--1998/11/14--

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