グルーヴ地獄V[ETC][キューン・ソニーレコード] (1998/01/08)

電気グルーヴがプロデュース。ジャンルは、自称「クソゲー」。ちなみに、読み方は 「グルーヴジゴク・ファイブ」
大きく分けて、「ミュージックエディタ」部と、「ミニゲーム」部に分かれており、 どちらかといえば、「ミュージックエディタ」がメイン。これを使うためにクリアし なければならないミニゲームが、自他ともに認める「クソゲー」になっている。
J:これは…。なんというか…。
S:クソゲーでしょ、やっぱ。どう見ても。制作者が言ってんだから、間違いない。
J:でも、私たちが言うところの「クソゲー」とは、ちょっと違いますね。
S:確信犯だからね。だから、図らずもつまらなくなってしまった、あの「どうしよ
  うもなさ」はない。ただ、くだらなさは保証できる。これやると、ほんと、時間
  を無駄に消費してると思うもん。
J:私は、「ボールペンコウジョウ」ってのをやってて、あの…ほら、なんて言いま
  したっけ、ビニールでできた梱包材。空気が入ってて、ぷちぷちつぶすの。
S:え?「ぷちぷち」じゃないの? 名前なんかあるのか?
J:あれ、小売りしてるんですよ。まあとにかく、あれをつぶしている気分と同じだ
  と思ったんです。
S:おおっ、それは言えてる。あのぷちぷち。不毛なんだけど、始めると止まらない。
J:実際、このゲーム、どこをどうとっても、くだらないんです。なのに、始めると
  止まらない。で、後で、ひどく後悔します。
S:後でするから「後悔」なんだよ。…って突っ込みはおいといて。要するに、こう
  いう、くだらないゲームって、決してつまらないわけじゃないんだよね。ただ、
  金出してやるか、って言われると…。
J:「ぷちぷち」も、買ってまではつぶしませんものね。
S:うん。だから、世の「クソゲー」が非難されるのは、偉そうに出してくるくせに、
  蓋を開けたらくだらなかった、ってところだと思うんだ。これは、売る側も買う
  側も「クソゲー」だと認めて売買が成立してるから、許せるんだろうな。
J:だけど、だからと言って、普通出しますか?こんなもん。
S:パロディなんだよね。他の「クソゲー」の。二度目はないと思う。ただ、ミュー
  ジックエディタは面白いと思うけど。
J:私には、ちょっと、「音ネタ」がうるさいように思えましたが…。
S:それは、作ったのが電気グルーヴだし。どうしたって、ジャンジャカギュイーン
  でしょ。
J:…(大笑)…。なるほど、ジャンジャカギュイーンですね。確かに。
S:あんたみたいに、耳に心地よい音楽が好みなら、そういうのをやればいい。小室
  哲哉がなんか出してたよね。ああいうのとか。
J:ま、結局のところ、電気グルーヴが好きかどうか、ってことでしょうか。
S:そう…かな。ミュージックエディタなんか、電気グルーヴが好きなら、きっと病
  みつきになるんだろうな。でも、まあ、全体的に、エロ・グロ・ナンセンスな感
  じだから、そういうのが好きな人にもいいんじゃないの?
J:「エロ」の部分は、ちょっと弱いですかね。でも、ナンセンスは言うまでもなく、
  必要以上な「グロ」さはありますね。子供には見せられないというか。
S:…子供には分からないだろう、このパロディは。やっぱり、ある程度、ほんとの
  「クソゲー」を知ってないとね。知ってると笑えるんだけど。
J:なにしろ、この、グラフィックとサウンドの安っぽさ。ゲームのくだらなさ。つ
  いでに、カタカナばっかりのメッセージ。おまけに、唐突なゲームオーバー。
  「クソゲー」の要素を見事に集約してますものね。

--1998/03/22--

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