ファイナルファンタジータクティクス
[SLG][スクウェア](1997/06/20)
「タクティクスオウガ」のスタッフが中心と
なって制作した、ということでも知られるようになった、スクウェアが放つ
プレイステーション用本格シミュレーションRPG。
見た目は「タクティクスオウガ」そのものだが、ジョブシステム、アビリティシステム
は「ファイナルファンタジー」の流れを引いている。
S:うーむ。いきなりで何だが、これはちょっと書きにくいよなあ。
J:なに逃げ腰なんですか。オウガバトル推進委員会としては、避けて通れない道で
しょう。(笑)
S:いや、書くのは構わないんだがな。ストーリーに触れる部分は書くな、と言われ
てるじゃんか。それは無理だよ。
J:まあ、それもそうですが。でも、ストーリーを説明しちゃうと、いわゆる「ネタ
ばれ」になりますんで。じゃ、とりあえず、見た目から行きますか。
S:それは、もう、「タクティクスオウガ」としか言いようがない。デザイナーが一
緒ったって、ここまで似せていいもんかいな。(苦笑)
J:強いて言うなら、高低差が激しくなってますね。
S:そうそう。ついでに、魔法の効果範囲が、垂直方向にも考慮されてるんだよね。
「タクティクスオウガ」では、はるか崖の上とその足元に、いっぺんに魔法がか
かってたんだけど。そういう理不尽さは改善されてるね。
J:それにしても、やっぱり比べちゃいますね。
S:そうだねえ。出来の良すぎる兄を持った弟、みたいなもんかな。姉と妹でもいい
けど。
J:これはこれで面白いとは思いますけど。
S:うん。ジョブチェンジが楽しくてねえ。新しいジョブのジョブチェンジ条件を見
つけるために、必要以上にレベル上げしちゃってさあ。おかげでラスボスが弱い
弱い。(笑)
J:それは、特殊ケースです。(苦笑)
S:そうだねえ。世間では、必ずしも、このジョブシステムは好評とは限らないんだ
けど。私は面白かった。それより、シナリオがな。
J:ストーリーの話は御法度です。
S:どうしてもダメ? ちょっとだけだからさあ。
J:…仕方ないですね。じゃ、感想程度なら。内容には触れないでくださいよ、お願
いですから。
S:私はね、ちょっと納得できなかった。話を広げるだけ広げて、結局なんだったん
だ、みたいな感じでね。
J:おーっと、それ以上はダメです。
S:えーっ? もうダメなの? …しょうがないなあ。
J:ところで、なぜこれがファイナルファンタジーなんでしょうか?
S:チョコボいるし。オーディーン召喚できるし。大体、それ言ったら、FF7だっ
て十分怪しい。
J:先生を止めておいてなんですが、ストーリー的に、FFっぽくないでしょう?
S:どちらかというと、タクティクスオウガだな。でも、それともまた違う。
J:これ以上は、ネタばれになりかねないんで自粛しますけど。
S:いいよ、いいよ。言っちゃえ。
J:先生が良くても、読者は良くありません。(苦笑)
S:で、総合評価だけど…。シミュレーションRPGが嫌いな人以外にだったら、勧
めてもいいかな。でも、感情的にスクウェアが嫌いな人には、もちろん勧めない。
J:そういう人たちを宗旨変えさせるほどの物ではない、と?
S:感情的に嫌いな人たちの嫌いな理由ってのが分かってるからね。そういう人には、
火に油を注ぐような物だ。
J:シミュレーションRPGが嫌いな人にも、ダメですかね。
S:そりゃダメだろう。ガチガチのシミュレーションRPGだもん。まあ、出撃メン
バーが少なくて、マップが狭いから、少しは取っつきやすいと思うけど。
J:あ、それで思いだしましたけど、一つ不満があったんですよ。
S:ん? マップが狭いこと?
J:いえ、そうではなくて、味方ユニット数の上限が少なすぎません? イベントで
仲間が増えた時なんか、誰を除名するかで悩みましたよ。
S:ああ、それは言えるな。せっかく、勧誘とかできるのに、使ったのは一度だけだ。
しかも、そいつも結局は除名しちゃったし。新しく戦士を雇うなんて、一度もやっ
たことないや。
J:出撃する人数が少ないのは我慢できるんですけどね。イベントキャラはやっぱり
最後まで仲間にしておきたいし。手塩にかけた初期メンバーも除名したくないし。
もう4〜5人多くてもいいと思うんですよ。
--1997/07/12--
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