ファイナルファンタジー7[RPG]
[スクウェア](1997/01/31)
RPGの代名詞にもなった超人気シリーズの第7弾。これがどのハードで出るかが、
「次世代機戦争」の勝敗を決するとも言われていたが、結局プレイステーションで
リリース。プレイステーション陣営を大いに喜ばせた…と思われる。
ゲーム内容は、言うまでもなく、過去のFF同様オーソドックスなRPG。派手な
演出も、もちろん継承。
J:えー、ようやく極楽院先生がプレイされましたので、レビューというわけですが…
クリアしてないってのはどういうことですか? 説明してくださいよお。
S:しょうがないじゃん。途中で飽きちゃったんだもん。
J:おおっ、いきなり問題発言。
S:まったくそうだよ。分かってるよ。こんなに素晴らしいゲームの面白さが分から
ない、ってのは、我ながら情けない。でも、こんなにストレスの溜まるゲームも
珍しいぞ。
J:そんなにストレス溜まります?
S:うん。まず移動がうまくできない。移動できる先が分かりにくい。敵との遭遇率
が高い。戦闘に時間がかかる。確かにグラフィックはきれいだけど…。
J:グラフィックの話が出ましたけど、音楽とかシナリオはどうなんです?
S:音楽は、また植松さんが担当なんだね。相変わらずのFF風だな。CDも売れる
だろうなあ。うん、悪くないよ。シナリオは…、語れるところまで進んでないや。
J:もう20時間くらいやってるという話ですけど?
S:もうちょっと、25時間くらいかな。なんだかんだ言って、そこまで引っ張って
くるだけの力はあったってことだ。うん。ストーリーも悪くないと思うぞ。
J:なのにやめちゃったって…。
S:なんでだろうね。とにかく疲れちゃってさあ。もういいや、って感じ。これ以上
続けると、他のRPGまで嫌いになりそうだから、とりあえず休むことにした。
その間、あんたに貸したげるからやってていいよ。
J:ああ、それはありがとうございます。(笑)
S:今まで、気に入らないゲームってのは結構あったけど、ここが気に入らないって
いう箇所が具体的に指摘できたんだよね。ところがこれは、どこが気に入らない
のか分からない。あらゆる要素が水準以上だとは思うんだけど…。
J:これ、3枚組になってますけど、ほとんどがムービーって話ですよね。その分、
ゲーム本編が薄くなってるとかありません?
S:そうかもねえ。あと、ミニゲームが充実しすぎ。(笑)
J:「しすぎ」ってのは何ですか?(苦笑)
S:うーん、凝りすぎててさあ。RPGやってる気分じゃないよねえ。なんていうか
…肥大化しすぎた、と言っていいのかな。あれもこれも詰め込みすぎて、散漫に
なっちゃってる気がする。
J:もうちょっと、整理して、すっきりさせた方がいいんでしょうかね。
S:その方が、ストーリーを追うのに集中できるだろうね。せっかくいい主題を使っ
てるのに、それが印象に残らないんじゃもったいないよ。
J:あと、危惧しているのは、映画的になることで、プレイヤーの想像力が介入する
余地がなくなっているんじゃないか、って点なんですよ。それがないと、ゲーム
じゃなくて映画になってしまいますよね。
S:それだ! ほら、私は映画とかTVとか、あんまり好きじゃないんだよね。ゲー
ムはむしろ本に近くて、自分のペースで、自分の世界を作って楽しめるから好き
なんだけど…。映画に近くなった分、私が求めていた物とは違っちゃったんだ。
J:でも…。世間はこういうのを求めているんですよね。そうなると、先生としては
辛いですよ。
S:そうだねえ…。私が時流に取り残されてるんだろうな。こうなったら、懐古趣味
と言われようがなんだろうが、古いゲームを引っぱり出して遊ぶしかないか。
J:まあまあ、そう悲観的にならなくても。FFが映画的な方向に進んでいくとして
も、また別な方向を目指すゲームは現れますよ。
--1997/03/15--
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