ポケットモンスター金/銀
[RPG][任天堂](1999/11/21)
大人にも子供にも大人気の「ポケモン」シリーズ最新版(2000年1月現在)。カラーゲームボーイ用だが、旧型のゲームボーイでもプレイは可能。ただし、旧型を使用した場合、機能にやや制限がつく。
金と銀の違いは、出現するポケモンの種類と出現確率など。ゲーム自体に違いはない。ここでは「金」を使用。
通信でポケモンを交換すると様々な特典があるので、複数人で楽しむことを勧める。条件はあるが、「赤」や「青」など、古いソフトとのポケモン交換も可能。
J:…今さらって気がしないでもないですが…。でも、どこ行っても売り切れなん
ですよね。
S:ゲームボーイの本体の方もね。
J:一部では、「1999年最高のゲーム」とまで絶賛されてたんですけど…。そんな
に面白いんですかね。
S:それを検証するために、始めてみたわけだな。
J:で、どうなんですか。
S:ヤバいよ。面白いよ。もう、一億総ダメ人間化計画が発動してしまった…って
感じ。
J:先生…、ついに壊れましたか…?
S:そりゃ、わかってたよ。私はアイテムコレクターだから。ポケモンなんて、全
編アイテムコレクションだもん。はまるべくして、はまったな、これは。
J:はあ。先生が気に入った理由はわかりましたけど、全国一億人のダメ人間化に
はつながらないでしょう。それだけじゃ。
S:あのさあ。これ、RPGなんだけど、RPGの面白さってなんだと思う?
J:唐突に難しいことききますね。…やっぱり、シナリオでしょう。
S:違うんだなあ、それが。私も、シナリオだと思ってたけどね。
J:じゃあ、なんですか。まさかグラフィックとか言わないですよね。
S:ふっふっふ。つまりだな、「遊びとしての面白さ」なんだな。
J:…先生、帰っていいです。禅問答じゃあるまいし。全然説明になってません。
S:ポケモンって、シナリオはないも同然なんだよね。「最強のポケモントレーナー
になる」っていう目標しかないわけ。
J:感動的なストーリーとかは…。
S:今のところ、ない。この先、何かあるかもしれないけど。でも、それなのに、
面白いんだよ。グラフィックもサウンドも、しょせんゲームボーイだよ?
なのに、面白い。なんで?
J:どうして私にきくんですか。
S:逆に、その、シンプルな設定がいいんじゃないのかな。ほら、「世界の破滅を
救う」なんて設定だと、「お前ら、こんなところで宝箱なんか漁ってていいの
か?」って突っ込み入れたくなんない?
J:ああ、それはありますね。
S:タイムリミットがあるわけじゃなく、ひたすら強くなることだけが目的だよね、
このゲーム。でも、それって、RPGの基本じゃない?実は。
J:でも、ついこの間、RPGの経験値稼ぎが面倒だって言ってたばかりです。
S:だって、シナリオを追うのが目的だったら、経験値稼ぎのための戦闘なんて、
邪魔なだけだもん。これは違う。戦うこと自体が目的。
J:そういうもんですかねえ。
S:「ポケモンずかん」を完成させたいなら、ポケモンを捕まえないといけない。
捕まえるためには戦わないといけない。戦って捕まえるためには、手持ちのポ
ケモンを強くしないといけない。強くするためにも、戦わないといけない。
J:まあ、確かに、戦う目的は明確ですけどね。
S:で、戦っている間に、ストーリーが気になるということもない。
J:あー。それはちょっとわかります。早く先に進みたいのに戦闘が始まると、も
のすごくイライラするんですよね。
S:わかってんじゃん。ポケモンは、自分が望んで戦ってるわけ。戦いたくないと
思ったら、その場でゲームやめちゃっていいんだよ。最後がどうなるかなんて
気にする必要ない。
J:はあ、なるほどねえ…。
S:それと、やっぱり、通信機能だよね。ゲームをやる子は社交性に欠けるなんて
嘘だって。やっぱり、新しいコミュニケーションツールでしょ、これは。
J:…うっ…。なんか、首筋に寒気が…。
S:そういうわけで、悪いこと言わないからさ、「銀」買いなさい。ついでに、本
体も。ポケモン交換しようよぉ。
J:や…やめてくださいっ! 私はまだ「ダメ人間」にはなりたくないんですっ!
S:この前、売ってる所、見つけたんだよ。な、これから行こう。
J:うわあっ! み、みなさん、さようならっ!
S:ちょっと待ちなってば。ねえっ。
--2000/01/23--
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