| 製品名 | E0(エネミー・ゼロ) |
| 機種 | SS |
| 制作 | 株式会社ワープ |
| 発売日 | 96.12.13(FRI) |
| 価格 | \6800(4枚組) |
| ジャンル | インタラクティブ・ムービー |
巨大な宇宙船の中に現れた、見えないエイリアンとの戦いを描いたアドベンチャー。
ムービによるアドベンチャーシーンと、センサーだけを頼りにエイリアンと戦うアクションシーンとがあります。
PS Expoでのプレゼンテーションでサターンへの移行を発表したという曰く付きの作品。
プロデューサーであり、ワープの代表取締役である飯野さんは自信たっぷりでしたが…
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| ストーリー | 70 |
| サウンド | 90 |
| CG | 85 |
| 恐怖 | 100 |
| ゲーム性 | 70 |
| 総合 | 80 |
ストーリーは映画「エイリアン」に似ていて、それほど独創的とは思えません。
飯野さんが前もって自信たっぷりに語っていた為に、期待が上の方に行きすぎて、私には「デジタルの哀しみ」は伝わってきませんでした。
前知識が全くなければもっと感動できたかも知れませんが…
CGはとても綺麗で、また、沢山あります。
しかし、表情などにはまだ問題があるかと思います。
オープニングの1カットなので比較にはできませんが、PSのソウルエッジのオープニングCGはとても良くできています。
重量感も感じるし、何より表情が、目が、活きています。
こういった質のCGがE0のようなゲームでも使えるようになると良いのですが…莫大な予算が必要でしょうね。
このゲームで特筆すべきは、敵が見えないことによる「恐怖」です。
「見えない敵」というのも、全く新しいものではないと思いますが、前例があるかどうかは別にしても「エイリアン」で見た「生体センサーはエイリアンが接近していることを知らせている,しかし、ダクトを通っているのか姿が見えない,そうこうする間にもセンサーの反応は強まっていく,エイリアンはどこにっ!」とクルーがパニックに陥った「恐怖」は再現できていると思います。
エイリアンは姿が見えず、ただ、前か後ろか横かと、距離を示すセンサーだけがエイリアンを捕らえます。例えば、横にいることは分かっても左なのか右なのかは自分の向きを変えて音の変化を見るより他に知るすべはありません。
エイリアンを倒すためのエネルギー銃は、射程が短く、発射のための充填に時間が掛かる上、フル充填の維持ができずタイミング良く充填を始めなくてはいけません、そのうえ発射できる回数が極度に少ないのです。(シーンにもよりますが、エネルギー切れになっても充電はできます)
また、戦場となる場所は迷路のようになっています。(それほど複雑ではありません)
こういったことを、「現実的じゃない、不条理だ」とする人がいますが、そんなのはお門違い。全ては「恐怖」の再現の為の設定だと思います。「リアル」であることが、ゲームとして面白い事とは限らないのです。
アクションシーンは、アナログ入力ができる、マルチコントローラーに対応しています。
わたしは、こちらを勧めます。
E0でただ困ったのは、ハングアップですね。
アドベンチャーシーンでのフリーズに数回悩まされました。
E0は、ロード&セーブ回数制限付きのコンティニューを採用しているので、フリーズで何度もロードして残り回数が減っていくのは辛かったです。
結局、「プロアクションリプレイ」のデータバックアップ機能を使ってズルしてしまいましたけど。
このゲームを勧められるのは…
・CGムービーが好き
・アクションシーンを投げ出さずにプレイできる
・映画「エイリアン」が好き
な人です。