「新しい飼い主の皆様ヘ」  この度は猫を家族にして下さいましてありがとうございました。  猫を一匹飼うことは、外国の子供が一人、家族の中にふえるのと 同じくらいに考えて気を配って頂けたらと思います。 新しいお家に着いたら  落ち着くまでは静かな部屋に誰か一緒にいて下さい。  かご、グンボール箱、ケージ(おり)の戸を開けたまま布をかけ て薄暗くしておくと寝床にするでしょう。 家具の後、押入れ等に隠れてしまったら  そっとしておいて下さい。時々、優しく声をかけ、ここが安心で きる場所であることを教えましょう。  落ち着いてお腹が空くと、あなたを呼ぶかもしれません。  顔を出したり引っ込めたり、出たり入ったりを繰り返しながら少 しずつ慣れてくるでしょう。 少し慣れると  安全確認の探検をしたがります。あちらこちらの匂いをかぎ、自 分の落着ける場所を探すでしょう。  部屋の中にトイレと餌と水を置いて、その部屋の中だけで2、3 日は過ごさせて下さい。  家中を自由に歩かせたために僅かな隙間から表へ出てしまい、呼 んでも掃って来なかった例があります。 小さな子供さんや他のペットがいる時は  急には対面させないで徐々になじまぜます。猫によってはだっこ や子供の高い声、騒々しい物音を怖がります。  逃げても追わない。寄って来たらさわってあげる。猫の自由にさ せて下さい。  動物同士はにおいで情報交換をします。最初は警戒していても、 敵でないこどが判る筈ですから人間の方が少し辛抱してあげましょ う。  どうしてもなじまないようなら、思い切って別な猫と替えてもら いましょう。  描の中には、人好き、犬好き、小鳥好きもいるものです。 家族の皆さんになじんだら  動物病院で健康診断を受けましょう。予防注射・歯石・耳そうじ ・ノミのことなど、季節の手入れもお忘れなく。  家の中だけで3週間位過ごさせると、もう名前を呼ばれるど返事 をする位の間柄になるでしょう。そろそろ、だっこをして家の周り を歩いてみましょうか。家の外周りを覚えさせ、ご近所にもご挨拶。  首輪には名前と電話番号を書いて迷子札代りにします。独りで遊 びに出るようになっても、夜は必ず家の中で寝させた方が安全です。 ひも付き散歩もできる勤物ですが、馴らすにはコツがあります。必 要な方は愛護団体にお問い合せ下さい。  時間はかかるかもしれませんが、あなたの愛情と忍耐力で楽しい 家族になれますように、どうぞ長い目で見守ってやって下さい。  気にかかる事が生じた時は、病気の事は勤物病院に、生活面の事 は動物愛護団体におたずね下さい。 首輪のかけかた  輪にしたままでかけたりはずしたりできるすれすれの寸法にしま す。  きつすぎるといやがってはずしたがります。また、何かにひっか かったとき、命とりになるかもしれません。  ゆるすぎると身づくろいしている間に口にひっかかってしまった り、前足を一本通してタスキがけみたいになったりします。                        日本捨猫防止会